SUZUKIから販売されている車種、ジムニーとハスラーの比較を紹介します。
ジムニーとハスラーは共に軽自動車であり、メーカーもSUZUKIであることから、どちらを購入しようか検討している人も多いと思います。
- 【ジムニーとハスラー】の仕様の違いは何か
- 【ジムニーとハスラー】燃費と維持費の比較
- 【ジムニーとハスラー】おすすめな人の特徴比較
- 購入前に必ずやるべきポイント
※ジムニーはジムニーシエラJB74の普通車使用もありますが、この記事ではジムニーJB64とハスラーの比較をしております。
ジムニーとハスラーの仕様の違いは何か
ここでは６つのポイントに絞って仕様の違い、比較をします。
スペック（販売価格・ボディサイズ・燃費・車両重量・トランスミッション）
ジムニーとハスラーのそれぞれのスペックを比較します。
| ジムニー（XG） | ハスラー（HYBRID G） | |
|---|---|---|
| 小売価格（税込） | 1,555,400円（4WD•5MT） 1,654,400円（4WD•4AT） | 1,365,100円（2WD•CVT） 1,499,300円（4WD•CVT） |
| ボディサイズ（mm） | ３ドア （全長3,395✖️全幅1,475✖️全高1,725） | ５ドア （全長3,395✖️全幅1,475✖️全高1,680） |
| 燃費（WLTCモード） | 16.6（4WD•5MT） 14.3（4WD•4AT） | 25.0（2WD•CVT） 23.4（4WD•CVT） |
| 車両重量 | 1,040（4WD•5MT） 1,050（4WD•5MT） | 810（2WD•CVT） 860（4WD•CVT） |
| トランスミッション | ５MT/4AT | 4AT |
価格差はジムニーの場合、MT(マニュアル)とAT(オートマ)でそれぞれの差があり、ハスラーは2WDと4WDで違いがあります。
全車種に2WDと４WDを選択できるわけではないので、選択の幅が広いこともハスラー人気の１つと言えるでしょう。
また、ジムニーに乗っていても住む環境によっては4WDを使う機会がほとんどない人も多いでしょう。
維持費
維持費には以下の５項目があります。
- 自動車税
- 任意保険
- ガソリン代
- 車検
- 駐車場代
| 項目（仮定） | ジムニー 金額/年間 | ハスラー 金額/年間 |
|---|---|---|
| ①自動車税 | 10,800円 | 10,800円 |
| ②任意保険(実際の保険料より) | 21,130円 | 21,130円 |
| ③ガソリン代 (150円/ℓ•距離5,000km) | 燃費16.6（4WD•5MT） 45,180円 | 25.0（2WD•CVT） 30,000円 |
| ④車検（2年1回として） | 21,920円 | 21,920円 |
| ⑤駐車場代（月8,000円） | 96,000円 | 96,000円 |
| 合計 | 19,5030円 | 179,850円 |
維持費の比較でわかるのは差が出てくるのは燃費です。
年間で比較しても約15,000円となり、極端な価格差は生まれていないのが現状です。
同じ軽自動車であれば、価格差は少ないですが、ジムニーシエラJB74にすると、普通車になるため、価格差も増すでしょう。
※任意保険は必要最低限の料金で記載しており、保証内容により大きく異なります。
荷室の広さ
荷物を入れるトランクスペースの広さを比較します。
ハスラーの場合、後部座席を前後に動かせるため、後部座席を立てたままでもラゲッジスペースを多少広くできます。
| ジムニー | ハスラー | |
|---|---|---|
| 荷室高 | 850mm | 870mm |
| 荷室幅 | 1,300mm | 890mm |
| 荷室床面長 （2人/4人) | 980mm 240mm | 1200mm 290mm〜405mm |
ジムニーの方が車高が高いため、荷物の積み込みはハスラーの方が比較的しやすいかもしれません。
また、後部座席を倒した際はどちらもフラットになるため、荷物の積載はしやすいでしょう。
乗り心地・走行性
ジムニーとハスラーを実際に試乗し、乗り心地を比べてみました。
大前提として軽自動車は車両が小さく、軽いため、普通車と比べ揺れが大きいです。
| ジムニー | ハスラー | |
|---|---|---|
| １, 通常走行の揺れ | ・特にコンビニなどの歩道の段差が高いとかなりの揺れを感じる。 ・缶コーヒーを開けたばかりだと溢れるぐらい | ・比較的に少ない。 ・段差もスムーズ。 |
| 2 , 悪路走行の揺れ | ・オフロード想定のラダーフレームにより揺れを感じにくい | ・車体の構造上、揺れやすい |
| 3 , 坂道でのアクセル | ・結構踏み込まないといけない | ・スムーズな発進 |
| 4 , 走行音 | ・ハスラーと比較すると大きい | ・比較的に静か |
| 5 , 悪路の走行性 | ・ラダーフレーム構造や車高の高さなどからジムニーが大きくリード | ・４WDでもジムニーには劣る |
乗り心地はジムニーの方が悪いでしょう。
しかし、それには理由があります。ジムニーはオフロードなど悪路も走りやすいような車体構造のため、揺れやすいです。
走行音は乗り比べるとハスラーの方が静かと感じますが、気にならない人も多いと思います。
アウトドア向きはジムニー、街乗り向きはハスラーと言えるでしょう。
安全装備
安全装備はグレードにやオプションで詳細が異なります。
それぞれができる内容のみを記載します。
| ジムニー | ハスラー |
|---|---|
| デュアルセンサーブレーキサポート | デュアルカメラブレーキサポート |
| ー | 後退時ブレーキサポート |
| 車線逸脱警報機能 | 車線逸脱警報機能 |
| ー | 車線逸脱抑制機能 |
| 標識認識機能 | 標識認識機能 |
| ハイビームアシスト | ハイビームアシスト |
| 誤発進抑制機能 | 誤発進抑制機能 |
| ー | 後方後発進抑制機能 |
| ふらつき警報機能 | ふらつき警報機能 |
| 先行車発進お知らせ機能 | 先行車発進お知らせ機能 |
| ー | アダプティブクルーズコントロール |
| ー | 全方位モニター用カメラ |
ジムニーよりハスラーの方が安全装備が６つ多く装着できます。
そのなかでもアダプティブクルーズコントロールはかなり便利でしょう。
アダプティブクルーズコントロールとは
設定した車間距離を適切に保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従します。高速道路での長距離運転や渋滞走行時の発進・停止を頻繁に繰り返す状況などで、運転操作の負担を軽減します。
引用：https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/
デザイン性・色・カスタマイズ性
デザイン性やボディーカラーは好みにはなりますが、男心をくすぐるのはジムニーであり、可愛らしさはハスラーかもしれません。
ジムニーは、様々なメーカーからオプション商品が販売されており、カスタマイズの楽しさ、遊べる幅の広さはハスラーよりもあるでしょう。
【ジムニーとハスラー】それぞれのおすすめな人の特徴比較
ジムニーとハスラーの仕様の違いを踏まえて、どんな人にどの車種がおすすめなのか説明します。
| ジムニーがおすすめな人 | ハスラーがおすすめな人 |
|---|---|
| オフロードを楽しみたい人 | 街乗りでしか乗らない人 |
| 2人乗りがメインな人 | 4人乗りを頻繁にする人 |
| キャンプやアウトドアを楽しみたい人 | 乗り心地や安全装備を重視したい人 |
車の購入はほとんどがデザイン性で選ぶことが多いと思いますが、ジムニーとハスラーの大きな違いは３ドアと５ドアです。
後部座席に頻繁に人を乗せる場合はやはり５ドアのハスラーが圧倒的にラクでしょう。
しかし、二人での乗るのがメインであれば、デザイン性で気に入っていればジムニーでも不便に感じないはずです。
購入前に必ずやるべきこと
ジムニーとハスラーのどちらかを購入検討しているならば、必ずやっておいた方がいいことがあります。
ジムニーとハスラー、それぞれの試乗をし実際に比較しよう！
実際に乗ると、乗り心地、運転のしやすさ、走行時の音など、乗らないと気づけないポイントがあります。
家族がいれば一緒に乗った結果、買うならどちらがいいのか検討もしやすいでしょう。
最後に
６つの項目で比較しましたが、あまり変わらない面も多かったです。
その中でも悪路の走行性はジムニーであり、街乗りはハスラーといえます。
- スペック（販売価格・ボディサイズ・燃費・車両重量・トランスミッション）
- 維持費
- 荷室の広さ
- 乗り心地・走行性
- 安全装備
- デザイン性・色・カスタマイズ性
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