夏の車内は、エンジンを切った直後からあっという間にサウナ状態に…。特に車を炎天下の元に駐車した際には、しっかりとした暑さ対策が必要です。
「エアコンだけじゃ足りない…」「車中泊中に暑さで寝られなかった」そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ジムニーを含むあらゆる車種に使える“夏の車内暑さ対策”を実体験ベースで紹介!快適なドライブや車中泊を実現するためのおすすめアイテム&裏技をわかりやすく解説します。
- 夏の車の暑さ対策が必要な理由
- 夏の暑さ対策に便利なアイテム6選
- 夏の車の暑さが引き起こすトラブルとは?
車の暑さ対策が必要な理由とは?

車内は真夏になると“灼熱地獄”になる
夏の日差しの中、窓を閉め切った車内はわずか15分〜30分で50℃以上に達することがあります。
ハンドルが暑くて触れないという経験をしたことがある人も多いでしょう。ダッシュボードやシートなどは**70〜80℃**に達することもあり、触れるだけで火傷の危険すらあります。
外気温 | 車内温度(15分後) | 車内温度(30分後) |
---|---|---|
30℃ | 約43℃ | 約50℃ |
35℃ | 約50℃ | 約55〜60℃ |
熱中症や脱水症状のリスク
真夏の車内では、特に以下のような方々が熱中症の危険にさらされます。
- 小さな子どもや高齢者
- ペットを車内に残した場合
- 車中泊や仮眠中の人
熱中症は重度になると意識障害や命に関わることもあるため、「短時間だから大丈夫」と油断せず、常に暑さ対策が必要です。
エアコンだけに頼るのは危険?
エアコンは一時的に車内を冷やせますが、アイドリング状態での長時間使用は以下のような問題点があります。
- 燃料の消費が増える
- バッテリーの負担が大きい
- 騒音や排気ガスによる周囲への迷惑
そのため、扇風機やサンシェードなど他の対策を組み合わせることが、現実的で快適な暑さ対策になります。
車内の温度上昇は想像以上に早い!
車に乗る直前、「車内が蒸し風呂状態で座れない…」という経験は誰しもあると思います。以下は、車内温度の上昇スピードの目安です。
経過時間 | 車内温度(外気温35℃の場合) |
---|---|
5分 | 約38℃ |
10分 | 約43℃ |
20分 | 約50℃ |
30分 | 約55〜60℃ |
夏の車内暑さ対策グッズおすすめ6選
商品名 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
扇風機 エレコム NESTOUT | 4段階風量・スイング機能付き | 車内・キャンプ両方で使える設計 |
フロントサンシェード | 丈夫なアルミ製・高断熱効果 | 日差しカット、車内温度上昇の軽減 |
リアサンシェード | 後部座席の日差しをカット | 日差しカット、後部座席も快適 |
クールシート | 暑い車内でも蒸れない | 運転の快適性アップ |
ハンディファン リズム | 小型・持ち運び可能 | USB充電で車以外の外出時にも最適 |
クーラーボックス コールマン | ドリンクや食品保存に | ちょっとした買い物時にも便利 |
扇風機 エレコム NESTOUT


扇風機があるだけで車内の空気が素早く循環し、後部座席など、特定の場所や人に当てたい場合、使い勝手が良く便利です。
夏の車内だけでなく、キャンプ場やBBQなどでも活躍の汎用性が高く、大きめの扇風機であれば、家庭でも使用ができます。
- USB Type C接続、バッテリー直接使用
- 取り付け方法:卓上、三脚、クリップ、吊り下げ
- 風量調整4段階、スイング機能付き
- オフタイマー機能付き(1・2・3・4時間設定が可能)
- 使用するモバイルバッテリーにより変化(例/5000mAh 連続使用時間:約2〜15時間)
サンシェード


車のサンシェードは夏の暑さ対策の定番アイテムと言っても過言ではないでしょう。
車種によってフロントガラスのサイズが違いますが、こちらはほとんどの車種に使用できるようになっています。
車種専用のピッタリしたサンシェードがいい方は別途「車種名 専用 サンシェード」と検索をすると見つけやすいでしょう。
- ほぼ全車種に使用できるフレキシブルなサンシェード
- 傘型で設置が簡単
- 傘の柄が曲がるので、ダッシュボードに干渉しにくい
- 99%の有害な紫外線をカット
リアサンシェード


走行中は特に後部座席の日差しが気になる人も多いでしょう。
特に子供がいたり、女性の人はより気になると思います。
取り外し便利なリアサンシェードのため、使い勝手も良いでしょう。
- ほぼ全車種に使用できるリアサンシェード
- 取り付け、取り外しが簡単
- 収納ケースも付属してコンパクトにしまえる
- 紫外線をしっかりカットできる
クールシート カーシートクーラー


夏の車内は座るシートまでが暑くなってしまします。
前からの冷風だけでは背中が暑くてムレやすいため、背中お尻を涼しくしてくれる画期的な商品でしょう。
- シガーソケット(12V専用)を使用し簡単設置
- 冷房が当たらない背中やお尻もムレがなくなる
- 2段階の風量調整が可能
- 延長コード使用で後部座席にも設置できる
ハンディファン リズム


夏の定番アイテムになっているハンディファンですが、車内でも大活躍します。
エアコンの風が後部座席ではなかなか来なかったりするとハンディファンがあると便利です。
首からかけて向きを変えておくだけでも顔に風が来て汗もかきにくいでしょう。
- 3WAY +カラビナ付きで様々なシーンで活躍できる
- 風量が5段階で調整できる
- 最大15時間稼働
- 電池残量表示がLED3灯で知らせてくれる
- 車内でも充電が可能なUSBタイプC充電
- ネックストラップ付き
保冷バッグ(ソフトタイプ) コールマン

出典:楽天市場

スーパーなど買い物した時や遠出、プールやアウトドアに出かけた時にあると便利なのがクーラーボックスです。
様々な種類がありますが、使用しない時は畳めるタイプが便利でしょう。
- 冷たい飲み物を冷やしておける
- スーパーの買い物でアイスなど、冷凍食品を保冷するのに便利
- 容量が25リットル、ペットボトル500mlが約20本収納可能
- 片手で持てるハンドルと肩掛けショルダー付き
- コンパクトに折り畳みが可能
- アウトドアにも最適な耐水圧25,000mmで雨にも強い
車の暑さが引き起こすトラブルとは?
真夏の車内は、単に「暑い」だけでは済まされないトラブルを引き起こすこともあります。実際に起きるリスクを具体的に見てみましょう。
● 実際に起きやすいトラブル例
トラブル内容 | 詳細 | 対策の重要性 |
---|---|---|
バッテリー上がり | 高温によりバッテリー液の蒸発や劣化が進行 | バッテリー遮熱やメンテナンスが重要 |
内装の劣化 | ダッシュボードやシートの変色・ひび割れ | サンシェードやUV対策で保護が必要 |
電子機器の故障 | ナビやスマホが熱でダウン | 遮熱対策と保冷対応が効果的 |
食品や飲料の腐敗 | ドリンクホルダーに置きっぱなしで痛む | 保冷バッグやクーラーボックスが活躍 |
子どもやペットの熱中症 | 数分の放置でも命に関わる危険 | 絶対に車内に残さない意識が重要 |
子供やペットを車内に残すのはやってはいけない、とほとんどの人が認識していると思います。
この中でも注意したいのは電子機器のトラブルです。
スマホを車内に置いたままにすると熱暴走で一時的に使用不可になることも…
モバイルバッテリーなど電子機器のほとんどは直射日光に当てていると危険のため、注意して取り扱いましょう。
まとめ|夏の車内暑さ対策で快適なドライブ&車中泊を!
夏の車内は、想像以上に早く高温になります。
熱中症や機器トラブルを防ぐためにも、エアコンだけに頼らず、サンシェードや扇風機、クールシートなどを組み合わせた暑さ対策が必須です。
この記事で紹介したグッズを活用して、炎天下でも快適で安全なドライブ&車中泊を楽しみましょう。
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