ジムニーのリセールバリューが良い(高い)理由

ジムニー/Jimny

購入時にリセールが高い車を買いたい、ジムニーの売却を検討している人はいくらぐらいで売れるのか気になりませんか?

ここでは、ジムニーが他車種と比べてなぜリセールバリューがいい(高い)のか説明します。

また、ジムニーにはATとMTそれぞれで買取価格は変わるため両方紹介します。

この記事では下記の内容をテーマで紹介します。

  • ジムニーのリセールバリューが高い理由
  • AT・MT(マニュアル・オートマ)でどちらの方がリセールが良いのか
  • ジムニーのリセールバリューは下がることはないのか
ジムニー|スズキ
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ジムニーのリセールバリューが高い理由

そもそもリセールが高くなる車というのは

中古車市場での需要が高く、中古車の流通台数が少ない車です。

ジムニーのリセールバリューが高い4つの理由
  1. 国内外で人気がある
  2. オフロード走行性能は4WDの軽自動車の中でもずば抜けて高い
  3. 新車の納期が長い
  4. 新モデル発売サイクルが長い

国内外で人気がある

ジムニーは山道や雪道などの悪路を日常的に走行する人にとっては欠かせない車です。

高い機動力を持つジムニーは国内外からも根強いファンが多い車種であることも大きな特徴です。

ジムニーのライバル車はハスラーやタフト、もしくはSUVかもしれません。しかし、ライバルと呼べるほど特徴が似ているわけではなく、ジムニーは唯一無二の存在であるため、一定層から人気なんです。

指名買いも多く、中古車でも需要が高いため、リセールバリューが高くなっています。

オフロード走行性能は4WDの軽自動車の中でもずば抜けて高い

ジムニーはラダーフレーム構造で故障しにくい頑丈な形状になっています。

紛争地帯や災害時にジムニーが強く、よく使われている理由はとにかく丈夫な車だからです。

オフロードの走行性能はもちろんのことですが、以前のモデルは走行時の騒音や乗り心地があまり良くなく、オフロードや山道、雪道など走行をしない人にとってはジムニーを購入するとはならなかったでしょう。

しかし、2018年モデル(JB64/JB74)では乗り心地もかなり改善され、街乗りも快適でオフロードの走行性能も残したまま、さらにデザインもカッコよくなりました。

新車の納期が長い

ジムニーのモデルチェンジは2018年に実施されましたが、現在でも納期が1年程度かかります。

長いときだと納期が約2年待ちなんて時期も……

ジムニーの納期が長い理由はラダーフレーム構造で特殊な車種のため、生産ラインが少なく生産ラインを増やすのも難しい、人気になっても一定量しか製造できないんです。

納期が長い分、早く購入したい人は中古車で探すため、中古車市場の人気がでてリセールバリューが高くなっているということです。

(※著者は2021年に注文し納車まで11ヶ月かかりました)

新モデル発売サイクルが長い

フルモデルチェンジがクロカン系4WD(ジムニーやランドクルーザーなど)は長いとされていますが、一般的な乗用車とジムニーで比較してみます。

車種モデルサイクル
一般的な乗用車4年〜6年
ジムニー20年
ランドクルーザー14年
車種のモデルサイクル

モデルサイクルが長いと新モデルの販売を待つこともないため、中古車に乗る抵抗が少なくなります。よってジムニーの中古が人気になります。

ジムニーはオフロードの走行性能は保ったままのモデルチェンジの可能性が高いとされ、旧型モデルに乗り続けることへの抵抗も少なく、新型と旧型のイメージは変わらないため中古車価格が下がりにくいと言えます。

【補足】一般的な国産車のリセールバリューは

一般的な国産車のリセールバリューは

《新車購入から3年経過・走行距離が約3万キロの場合》

 ⇨新車価格の40〜55%のリセール

しかし、ジムニーはそれ以上の価値になることがほとんどです。

軽自動車のジャンルでは同クラスの走行性能を持つ車がいないため、唯一無二の存在です。

納期が長い分、中古車でもいいからすぐ欲しい人も多く、それにより中古車の需要が高まりリセールが価格上がります。

ジムニーのグレードではどれが高い?

比較的高い値段の色は

【ブルーイッシュブラックパール・ホワイト・ミディアムグレー・シフォンアイボリーメタリック】

上記の4色は定番でジムニーの中でもリセール価格が落ちにくいです。

新車から1年後の場合:マニュアルの方がリセールは高い

AT・MT(マニュアル・オートマ)でどちらの方がリセールが良いのか

多少の変動はありますが、マニュアル・オートマどちらも比較的リセールバリューは高く、極端な差は出ていませんでした。

新車から1年後の買取価格
グレード新車価格買取相場平均残価率
XG(5MT)1,485,000円150〜170万円108%
XG(4AT)1,611,000円150〜190万円106%
XL(5MT)1,611,500円170〜210万円118%
XL(4AT)1,738,000円160〜200万円104%
XC(5MT)1,776,500円190〜200万円110%
XC(4AT)1,903,000円170〜220万円100%
参考:グーネット

※調査条件:年式➕1万kmまでの総合距離で算出、色指定なし、事故歴なし

新車から3年後の買取価格
グレード新車価格買取相場平均残価率
XG(5MT)1,485,000円140〜150万円98%
XG(4AT)1,611,000円150〜190万円106%
XL(5MT)1,611,500円140〜170万円96%
XL(4AT)1,738,000円150〜190万円99%
XC(5MT)1,776,500円170〜190万円102%
XC(4AT)1,903,000円170〜210万円102%
参考:グーネット

※調査条件:年式➕1万kmまでの総合距離で算出、色指定なし、事故歴なし

2018年に販売されたばかりで今後5年経過の車が市場に出てきます。そこで大きく変動する可能性もあります。

過去のモデルではマニュアルの方が比較的に高く買い取られる傾向が見受けられました。

ジムニーの3年後の残価率を見ると100%前後と一般的な国産車と比べてもジムニーのリセールバリューの高さがわかります。  

ジムニーのリセールバリューは下がることはないのか

リセールバリューとは車を売却する際の中古車市場での価値を表したものです。

人気がなくなればリセールバリューも下がる

新車の納期が短くなれば、中古車市場での人気も落ち着き、自然とリセールバリューも下がります。

多少の下がりがあったとしても他車と比較した場合、それでもジムニーのリセールバリューは高いです。

上記で説明したようにジムニーの人気は高く一定のコア層に購入されるため、人気が落ちることは考えにくく、唯一無二の存在であるジムニーは今後もリセールバリューには期待できるでしょう。

最後に

ジムニーのリセールバリューが高い4つの理由
  1. 国内外で人気がある
  2. オフロード走行性能は4WDの軽自動車の中でもずば抜けて高い
  3. 新車の納期が長い
  4. 新モデル発売サイクルが長い

実際のリセール価格の残価率を見ても新車登録から3年で見ても一般的な車種と比べても高い。

車種残価率
ジムニー104〜118%
一般的な車種40〜55%
新車登録から3年後の買取価格

走行距離や事故履歴にもよって価格変動しますが、残価率が3年でも100%超える車種はかなりの強みです。

新車もしくは新古車を購入し、3年経って売却すると車自体のお金はほとんどかからずに使用できたと言えます。

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