ジムニーノマド(5ドアジムニー)は「コンパクトSUV」に分類されながら、最小回転半径が大きい という声があります。
・シエラとノマド、どちらが小回りがきくの?
・Uターンや駐車場では切り返しが増える?
・他社SUVと比べて本当に不利なの?
と言った購入前に必ず知っておきたいポイントをこの記事では説明します。
- ジムニーノマドの最小回転半径と小回り性能
- ジムニーJB64・シエラJB74・ノマドJC74との切り返しの違い
- 他社SUVと比較したときの立ち位置
- 5ドア化によって生まれたデメリットとメリット
ジムニーノマドの最小回転半径はどれくらい?
| 車種 | 最小回転半径 | 全長 |
|---|---|---|
| ジムニーJB64 | 4.8m | 3,550mm |
| ジムニーシエラJB74 | 4.9m | 3,550mm |
| ジムニーノマド(5ドア) | 5.7m | 3,890mm |
上記の数字を見るとシエラとノマドの違いがはっきりとします。
ジムニーは軽自動車ですから、最小回転半径が小さいのは当たり前かもしれませんが、ジムニーJB64やシエラとジムニーノマドを全長だけで比較すると、約0.3mしか長くなっていません。しかし、最小回転半径は約0.8mも長くなっています。
ジムニーJB64・シエラJB74・ノマドどれが小回りがきく?
結論からいうと、圧倒的にジムニーJB64、ジムニーシエラ(3ドア)の方が小回りがききます。

- ホイールベースが短い
- 全長が短い
ジムニーノマドはドア数が増えただけでなく、車体のホイールベースが伸びたことで以下の点で運転の違いを大きく感じるでしょう。
- Uターン
- 狭い交差点
- 駐車場
このようなポイントでジムニーノマドは切り返しが増えやすくなります。
他社SUVとジムニーノマドを最小回転半径で比較
様々な車種と最小回転半径を比較してみます。
| 車種 | 最小回転半径 |
|---|---|
| スズキ ジムニーノマド(5ドア) | 5.7m |
| スズキ ジムニーシエラ(3ドア) | 4.9m |
| トヨタ ヤリスクロス | 5.3m |
| トヨタ ライズ | 5.0m |
| トヨタ シエンタ | 5.0m |
| スズキ フロンクス | 4.9m |
| スバル フォレスター | 5.4m |
| トヨタ RAV4 | 5.5m~5.7m |
| トヨタ ランクル70(再販モデル) | 6.3m |
| ジープ ラングラー | 6.2m |
ジムニーノマドはコンパクトSUVの中でも回転半径が大きい部類です。
ノマドのサイズ感で、トヨタのRAV4と同じ最小回転半径となっています。車体のサイズが小さい分切り返しはしやすいですが、ヤリスクロスと比較しても0.4mの差が生まれており、他車と比較しても小回りがききにくいということがわかります。
ノマドを初めて運転すると「思っていたより曲がらない」と、違和感を感じやすいでしょう。
ジムニーノマドの弱点|Uターン・駐車で感じるデメリット
ジムニーノマドは「5ドア化」「ホイールベース延長」によって実用性が大きく向上した一方、小回り性能については明確な弱点があります。
特に、街中・住宅街・駐車場では、ジムニーJB64やジムニーシエラから乗り換えた人ほど違いを感じやすいポイントです。
駐車場での取り回しは「見た目以上に大きい」
ジムニーノマドは、見た目こそコンパクトSUVに見えますが、
実際に運転してみると駐車場での感覚は想像以上に大きいと感じる人が多いです。
| 車種 | 最小回転半径 | 全長 |
|---|---|---|
| ジムニーJB64 | 4.8m | 3,550mm |
| ジムニーシエラJB74 | 4.9m | 3,550mm |
| ジムニーノマド(5ドア) | 5.7m | 3,890mm |
この0.8〜0.9mの差は数字以上に体感差があります。
特に以下の場面でデメリットが出やすいです。
- 月極・立体駐車場での切り返し
- 商業施設の狭い駐車枠
- コンビニや狭い道でのUターン
「1回で回れると思ったら、切り返しが必要だった」
「前後に何度か切り返さないと枠に入らない」
と感じる場面が、JB64やシエラより確実に増えます。
👉 “小さいジムニー”という先入観で運転するとギャップを感じやすいのがノマドの特徴です。
なぜジムニーノマドは小回りがきかないのか?
ジムニーノマドの小回り性能が落ちた理由は、とてもシンプルです。
最大の理由は「ホイールベースの延長」
ジムニーノマドは5ドア化に伴い、ホイールベースが約340mm延長されています。
このホイールベース延長によって、
- 前輪と後輪の距離が長くなる
- ハンドルを切っても後輪の軌道が外に膨らむ
- 結果として回転半径が大きくなる
という構造的な変化が起きています。
これはジムニーに限らず、どんな車でも共通の物理法則です。
他社SUVと比べても、最小回転半径はやや大きめな為、
「サイズはコンパクトなのに、小回り性能は普通以上」
という、少しアンバランスな特性を持っています。
これが「ノマドは思ったより曲がらない」「取り回しが悪く感じる」と言われる理由です。
ジムニーノマドに進化して得たメリット|走行安定性の向上
ここまで読むと「じゃあノマドはデメリットだらけ?」と思うかもしれませんが、
答えはNOです。
小回り性能を犠牲にした代わりに、ジムニーノマドは明確な走行性能の進化を手に入れています。
ジムニーノマドの高速道路・直進安定性が向上
ジムニーノマド最大のメリットは、高速道路での直進安定性が明らかに向上している点です。
| 比較項目 | JB64 / ジムニーシエラ | ジムニーノマド |
|---|---|---|
| 横風の影響 | 横風でハンドルを取られやすい | 直進安定性が高く、横風の影響を受けにくい |
| 直進時の安定感 | 車線を維持するために細かな修正が必要 | ハンドル操作が安定し、修正回数が少ない |
| 車体の揺れ | 路面状況によって揺れを感じやすい | ホイールベース延長により揺れが抑えられる |
| ステアリング操作 | 常に意識して操作する必要がある | 操作に余裕があり、落ち着いた感覚 |
| 長距離運転の疲労 | 疲れやすいと感じる人が多い | 長距離でも疲れにくく快適 |
「ジムニーで長距離移動は疲れる」というイメージを、ノマドは良い意味で裏切ってくれます。
後席・荷室スペースが大幅に改善
走行安定性と並んで評価が高いのが、後席と荷室の実用性向上です。
後席スペースの進化
- 足元スペースに余裕がある
- 大人が座っても窮屈感が少ない
- 長時間乗っても疲れにくい
これにより、以下の使用が多い人にとってもジムニーの購入検討をしやすくなりました。
- 家族での使用(小さい子供がいても購入しやすい)
- 友人を乗せる機会が多い人
ジムニーノマドは実用的なジムニーに進化したと言えます。
荷室容量の拡大
| ジムニーシエラ | ジムニーノマド | |
|---|---|---|
| 全長 | 3,550mm | 3,890mm |
| 全幅 | 1,645mm | 1,645mm |
| 室内寸法 | 長さ:1,795mm 幅:1,300mm 高さ:1,200mm | 長さ:1,910mm 幅:1,275mm 高さ:1,200mm |
| 荷室内寸法 | 荷室幅:1,300mm 荷室床面積(2名乗車時):980mm 荷室床面積(4名乗車時):240mm 荷室高:850mm | 荷室幅:1,210mm 荷室床面積(2名乗車時):1,240mm 荷室床面積(4名乗車時):590mm 荷室高:960mm |
ホイールベース延長は荷室にも恩恵があります。
- キャンプ道具
- アウトドアギア
- ベビーカーや大型荷物
も余裕を持って積載可能。
「ジムニーは荷物が積めない」という弱点を、ノマドはしっかり解消しています。
ジムニーノマドはどんな人に向いている?
向いている人
- 家族や同乗者を乗せることが多い
- 高速道路・長距離移動が多い
- ジムニーのデザイン+実用性を重視
向いていない人
- 狭い街中メイン
- Uターンが多い生活環境
- 小回り性能を最優先したい人
まとめ|ジムニーノマドは「小回り」より「安定性」を選んだジムニー
小回り性能と引き換えに「実用的な使えるジムニー」へ進化しています。
- ❌ 小回り性能は犠牲になった
- 「街中メイン・狭い道が多い人」には弱点が目立つ
- ⭕ 走行安定性・居住性・積載性は大幅アップ
- 「高速道路・長距離・家族使用」には圧倒的に快適
明確なキャラクター変化を遂げたモデルがジムニーノマドです。

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