ジムニー、ジムニーシエラJB64/JB74は通常二駆(2WD)走行です。
いざ必要になった時に四駆(4WD)への切り替え方法がわからない。
事前に切り替え方を確認しておきたい、と思ったことはありませんか?
また、切り替えるタイミングはどんなシチュエーションなのか疑問に思った人もいるでしょう。
この記事では、そんな疑問点を解消する記事となっています。
ジムニーの四駆への切り替え方法
ジムニーは常時四駆(4WD)走行ではなく、パートタイム4WD方式を採用し、状況に応じて四駆(4WD)走行に変更できる車種です。
そのため、ここでは二駆から四駆への切り替え方法を説明します。
トランスファーレバー操作で、二輪駆動(2WD) or 四輪駆動(4WD)に切り替えられるシステムです。
ジムニーの四駆への切り替え方法

運転席の左にある、上記のトランスファーレバー(2H,4H,4Lと記載があるレバー)を
2Hから4Hにすると4輪駆動(4WD)になります。
切り替えを行うと表示灯が点灯するため、4WD表示灯を確認しましょう。
- エンジン停止中では操作ができない。
- 停車中、走行中でも切り替えが可能だが、車速が100km/以下でハンドルが直進状態が条件
- 「4H」→「4L」への切り替えは停車中のみ可能

四駆(4WD)への切り替えが完了すると上記写真の黄色枠内が点灯します。
二駆(2WD)へ元に戻した際にも必ず確認しましょう。
- 乾燥した舗装路で4WD走行しない
- 4WDで急旋回をしない。
乾燥した舗装路で4駆にしてしまうと、摩擦の関係でジムニーやタイヤに負荷がかかりやすくなります。
愛車を長く乗車するためにも、オフロードや雪道などでは4駆にし、通常の舗装路に戻ったら、2駆へ戻すことを忘れないように気をつけましょう。
4輪駆動の4H→4Lへの変更方法
トランスファーレバーには「2H」「4H」「4L」の3種類が記載がありました。
ここでは「4H」→「4L」への切り替え方法を説明します。
①,車を完全に停車させる
②,マニュアル車:チェンジレバーを「N」 (ニュートラル)にし、クラッチペダルを完全に踏み込む
オートマ車:セレクトレバーを「N」(ニュートラル)に入れる
③,②の状態のまま、トランスファーレバーを押し下げながら「4L」の位置へ操作する
また、「4L」→「4H」へ元に戻す際には上記と同じ手順で戻していきます。
なぜ、常に四駆(4WD)ではないのか
前述よりジムニーはパートタイム4WDが採用されており、トランスファーレバーには「2H」「4H」「4L」の3種類あります。
常に用途に合わせて3種類の走行が可能ということです。
パートタイム4WD | 特徴 |
---|---|
2H(2WD) | 舗装路・市街地・高速道路など通常の走行時に使用 |
4H(4WD高速) | 雪道・荒地など、2輪駆動での走行が困難な場合に使用 |
4L(4WD低速) | ぬかるんだ道や急登板・急勾配など大きな駆動力を必要とする場合やスタックからの脱出時などに使用 |
四駆から二駆へ自分で切り替えることで、省燃費にすることができます。四駆は4つのタイヤを動かすため、駆動力が二駆よりも必要になり、燃費も悪くなります。
雪道やぬかるんだ道は四駆が有効ですが、一般道では過剰な性能となるため、舗装路は二駆の2WDで走れるようにしています。
四駆への切り替えるタイミング
どんな時に四駆(4WD)へ切り替えるのか疑問に思う人も多いと思います。
市街地や舗装路、高速道路では二駆(2WD)がメインであり、二駆での走行が推奨さています。
四駆の特徴は下記の表で確認ができます。
パートタイム4WD | 特徴 |
---|---|
2H(2WD) | 舗装路・市街地・高速道路など通常の走行時に使用 |
4H(4WD高速) | 雪道・荒地など、2輪駆動での走行が困難な場合に使用 |
4L(4WD低速) | ぬかるんだ道や急登板・急勾配など大きな駆動力を必要とする場合やスタックからの脱出時などに使用 |
表より、二駆(2WD)が困難な雪道やぬかるんだ道に切り替えるのがおすすめです。
もちろん、雪道ではスタッドレスタイヤがより走破性を向上させるため、タイヤもスタッドレスにすることをおすすめします。
どんなシチュエーションで四駆は活かせれるのか
普段使用していても、使用のタイミングは少ないかと思います。
例えば、オフロードを走行しに遊びに行く時やキャンプやアウトドア時に四駆でないと走行できない道があることもあります。
そんな時に四駆は生かされ、非常時にも大きなメリットになります。
- 趣味でオフロード、林道などを走行する時
- キャンプやアウトドアを楽しむ時
- 雪道での走行
- 大雨によってぬかるんだ道を通る時
- 自分がスタックした時
- スタックした車を助ける時
以前、大雪の際に大型トラックがスタックしてしまい、それを助けていたのがジムニーだったという動画でSNSで話題になりました。
ジムニーの走破性の高さ、駆動力の強さは災害時にも役立つでしょう。
まとめ/ジムニーの四駆への切り替え方法とそのタイミング
ジムニー、ジムニーシエラの四駆への切り替え方法はとても簡単でした。
しかし、使う頻度が少ないため、いざという時にどうしたらいいかわからなくなると思います。
トランスファーレバーを2Hから4Hにすると4輪駆動(4WD)になり、4Lへの切り替えは「N」(ニュートラル)へ変更するする必要があります。
また、切り替えのタイミングは雪道や荒地の2輪駆動が困難な場合です。
パートタイム4WD | 特徴 |
---|---|
2H(2WD) | 舗装路・市街地・高速道路など通常の走行時に使用 |
4H(4WD高速) | 雪道・荒地など、2輪駆動での走行が困難な場合に使用 |
4L(4WD低速) | ぬかるんだ道や急登板・急勾配など大きな駆動力を必要とする場合やスタックからの脱出時などに使用 |
四駆があると様々な道を走行できますが、日常使いの人にはあまり使用する頻度が少ないかもしれません。
しかし、使用方法は覚えておくとジムニーを購入した大きなメリットになるでしょう。
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