SUZUKIから出ている車種、ジムニー(Jimny)の名前には、実は“意味”や“由来”があります。
さらに、兄弟モデルでもあるジムニーシエラの「シエラ(Sierra)」という言葉にもしっかりと語源があります。
この記事では、ジムニーという名前がどのように生まれたのか、Jimnyは英語なのか造語なのか、そしてシエラの名前に込められた意図まで、公式情報と歴史からわかりやすくまとめました。
- ジムニー(Jimny)の意味とは?
- Jimnyという名称の由来
- ジムニーシエラの「Sierra(シエラ)」の語源
- 名前に込められたスズキの開発思想
ジムニー(JIMNY)の意味と由来
ジムニー(JIMNY)の意味
まず結論からいうと、ジムニー(Jimny)という名称には特定の意味を持つ英単語は存在せず、スズキが作り出した造語です。
発音のしやすさ、覚えやすさなどから作ったものです
引用:https://www.suzuki.co.jp/corporate/faq/car/name.html
ジムニーが世界中で同じ名前で販売されているのは、この”言いやすさ”が国を跨いでも通用する為でしょう。
✔ 短くて覚えやすい
✔ 世界でも発音しやすい響き
✔ アルファベット表記もシンプルでグローバル展開しやすい
どの車種にも言えることかもしれませんが、世界共通で言いやすくて忘れにくい点はブランド名として非常に優れた特徴と言えます。

ジムニー(JIMNY)の由来|“Jeep+Mini+Tiny”説が有名
ジムニーは造語ですが、名前を作る際の発想としてよく語られている説があります。
それが、
「Jeep(ジープ)+Mini(ミニ)+Tiny(小さい)」を組み合わせた 🟰 Jimny
あくまで有名な説ではありますが、1970年初めて発売されたジムニー「LJ10」の当時のカタログを読むと、この考え方にと一致する部分が多いでしょう。
〈軽〉の限界を追求した本格的なオフ・ロード・マシンの登場です。
走るー登るー運ぶー引っ張るー まさに〈ジムニー〉の用途は無限大です。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/special/history/lj10.html
Jeepのような強靭な車でありながら、日本向けに小さくてもタフで、どこでも走破できる本格4WDにしたと言えます。
ジムニーはたくさんの遊び心が詰まった車で、カスタムをするも良し、アウトドアを楽しむのも良し、街乗りでも良し。
※Jeepの最初は米軍兵士を助けるために作られた車であり、紛争地域で使用するタフなデザインとなっていました。
ジムニーシエラ(Jimny Sierra)の「シエラ」って何?
ジムニーの兄弟車であるジムニーシエラ(Jimny Sierra)。
この「Sierra(シエラ)」にも明確な意味があり、英語、スペイン語からきています。
Sierra(シエラ)は”連峰、山脈”を意味します。
その語源と上質なイメージを与える語感によりサブネームとして採用しました。
引用:https://www.suzuki.co.jp/corporate/faq/car/name.html
スペイン語由来の言葉でもあり、険しい山々をイメージさせるワードとして世界的に使われる語です。
ジムニーシエラワイドボディ化され、険しい山を駆け登るジムニーのイメージにピッタリの名称ですよね。
まとめ|名前の背景を知るとジムニーがもっと面白くなる
ジムニーの名前は一見シンプルに見えますが、その裏側に開発者のストーリーがあります。
- ジムニー(Jimny)は意味を持つ英語ではなく、造語
- Jeep+Mini+Tiny のイメージを重ね合わせた説が存在する
- シエラ(Sierra)は“山脈”を表す言葉が語源
- 名称からも「小さくても強く、どこでも行ける車」という思想が感じられる
ジムニーはただの軽SUVではなく、歴史と遊び心が詰まった一台です。
また、ジムニー愛好家は「ジムニスト」とも呼ばれることもあります。
ジムニーという車名のルーツを知ることで、今よりももっとジムニーが好きになるはずです。






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